★3人の子育て★ 〜unimama〜

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これって、非認知能力についての本だと思う

小さな天才の育て方・育ち方

ホームスクーリング、フリースクール、オルタナティブスクール・・・などなどいろいろありますが、調べているうちに一冊の本が気になり購入しました。

小さな天才の育て方・育ち方-小・中・高に通わず大学へ行った話

小中高に通わず大学へ行った子(星山さん)とその子を育てた母親(吉田さん)がそれぞれ書いた文章が前半後半と分かれて書かれてあり、1冊になった本でした。ハナが不登校になり、毎日どんなふうに過ごせばいいのか、不安もあり、何かヒントになることがあれば、と手に取った一冊でした。

 

内容

前半は、星山さんが小学校に行かない選択をし、どのように過ごしてきたか、主にデモクラティックスクールでの事、どのような考えを持って生活してきたのか、大学合格までの経緯など、後半は、吉田さんが子供を授かり、育児に対する考え方の変化や、子育てにおいて気をつけていた事、意識していた事、星山さんが生活の中でどのように学んでいたか、大学受験までの様子を客観的に書いていたりしました。

同じ母親として参考になる部分は多くあるなぁと感じました。前半の星山さんの書いた内容は、子供が読んでもいい内容かと思いますが、まだ小1のハナには難しく、中学生くらいからかな?なんて思いました。

 

いくつか気に留めた部分をご紹介

 これは、あくまで私の感想なのですが、いくつかお話したいと思います。母親なので母親目線です。

 子供も『一人の人間』として付き合う

吉田さん(母親)は、年齢差別をせずに、お小遣いも大人と子供同額、家計簿も子供に見せ、家族での話し合いでお小遣いの金額を決め、それぞれ一人の人間として尊重し、協力し、話し合い、学び、成長していく、というスタンス。これってすごいことだと思いませんか?子供への信頼(逆も)あってこそ成り立つのではないでしょうか?

『家計簿を見せる?子供に理解できるのかな?他人に給料の話されたら恥ずかしいな。お金の使い方わかるの?まだ早いんじゃない?』

とかついつい考えてしまいませんか?これが子供の事を信頼出来てない、子供を子供としてみている、と言う事なんですよね、きっと。。。

 

母娘の信頼関係

読めば読むほどに、吉田さん(母親)が星山さん(子供)を信頼している事がはっきりとわかります。素晴らしいなと思います。また星山さんも、母親の愛は幸福をもたらしてくれるものだと語っています。この母娘の信頼関係とは、一般の人とは違ったものがあるかに思えました。だからこそ、語れる育児論なのかもしれません。

 

かつて著者である母親も、周囲の評価に支配される、評価を恐れる人だった

私たちが子供を注意する時、それが一般常識だからという理由で、子供に叱る場面があります。吉田さんいわく、それは周りの評価を気にして叱っている、周囲の評価を恐れての行動だという事だそうです。それに気づくことが、人生を楽しむコツだと。それに気づく前は、吉田さんも『非常識』や『周りの評価』を気にする人だった、と。それは子供を見て変わってきたのだそう。

こういう素晴らしい本を読むと、著者が完璧な人に思えて、私とはかけ離れた存在に思ってしまうものなのですが、著者も昔はそうだったのなら私も変われるのかも?!(世間の一般常識をベースに考え、1番に子供の気持ちに目がいってない自分から変われるのかも?)と期待してしまう内容でした。

 

子供自身が、幼い頃から自分の意見をはっきりと言う子である

星山さん(子供)は、意思がしっかりして、自分はこう思う!だからこうする!本能の通りに動く!そんな印象をもちました。例えば、小学校に行って、そのシステムに疑問を持つ子ってそうそういないと思います。大半の子が、そういうものかと思い、指示された事をそのままやる。それを星山さんは、変だ!と声に出して行動できるって。ただただスゴイ。これは、この娘だったからできた事かなと思いました。誰しも本能のまま自分を理解し、その気持ちを表に出せるわけではないので、大半の人には難しいんじゃないのかな。

 

非認知能力がスゴイ

星山さん、好きなことをするだけ、やりたいことをやっただけ、と言っています。でもそれはワガママじゃなくて、自分で考えて、自分で決めて、そう選択しているという事。もう本当にスゴイとしか言えない。その考える力に圧倒されました。今よく聞く、非認知能力がずば抜けてすごい!!

 

www.sukusuku.com

 本:「非認知能力」の育て方

 

ただ、タイトルがしっくりこない

まずタイトルから、内容が想像できないというか。。。大事な事は、大学に行った事でもなく、小さな天才だという事でもないのかなと。デモクラティックスクールの内容だとか、日常でどれほどの生きる力が養われて、学校の授業がなくても、それはこんな事やあんな事で養われていくんだよ、毎日が夏休み以上のキラキラで過ごせて、こんなに楽しいんだよ、といった内容が方が具体的に書いてあります。私にはそっちの方が、重要に思えました。

不登校の子を持つ親として、安心できる内容があったのは確かかと思います。

 

いくつか真似してみたい事があった

 今後、やってみようかなと思う事を紹介します。

 お小遣いでのやりくり

本人が欲しいもの、おやつ、遊び、全てそのお金でやりくりしてもらう。これによって、失敗を経験しながら、計算能力や、買い物の知恵、やりたい事を実現するために考える力を養っていけるそう。これは、楽しそう。

 

本人にやりたいことだけやらせてみる

今でも、娘に決めさせて1日を過ごしてほしいと思っていますが、やっぱり最低限私の決めたルールがあります。

例えば午前中はネットを使わない事をして過ごす、1日のどこかで体を動かす事をする、できたら勉強もやってほしい。買い物に行った時、(他の兄弟は学校や幼稚園に行ってて買えないから)自分だけ好きなものは買わない。もちろん理由があってのルールなんですけど。

やっぱり私が決める事によって、娘から『考える』と言う事を奪っているのかもしれません。娘が本能に従って『やりたい』という気持ちを忘れさせているのかもしれない。そう思わされました。

なので、しばらくは指示を出さずに、やりたい事をやりたいだけやって欲しいと思います。

 

まとめ

全て娘に任せて行動させ、しかも、口出ししないってすごく難しいです。それは、娘より自分の方が人生経験が豊富で、上下関係であると思うと同時に、世間体を考えた価値観で教えようとするから。でも、娘の非認知能力を伸ばすためには、その考えは持たない方がいいのかもしれません。自分の力で考え、解決する力って、そういう日常で育っていくものなのかもしれません。

 

娘を信じて見守ってみよう。と思える1冊でした。

 

では、今日はこの辺で😊

 

※本が気になった方はこちら

 

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